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ビュイック「ブラックホーク」

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【くるま】ビュイック「ブラックホーク」

『 一見すると1930〜40年代のクルマに思えるビュイックの「ブラックホーク」コンセプトは、過去のクルマからデザインを寄せ集め、ブランドの誕生100周年を記念して2000年に製作された。
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 1938年に発表されたコンセプトカー「Y-Job」からスタイリングのインスピレーションを得たというこのブラックホーク コンセプトは、1930〜40年代に実際に作られたビュイックの様々なモデルからデザイン要素を引用し、それらを組み合わせることで優美な曲線のボディを生み出した。しかしながら、電動のリトラクタブルトップは現代的なカーボンファイバー製で、ルーフはデッキリッドに格納されるようになっている。ボディと同様に、ビュイックはボンネットの下にも素晴らしい仕事をしたと言えるだろう。1970年製の7.5リッター「GS455 ステージIII」V型8気筒エンジンを搭載し、これに当時最新の電子制御4速ATを組み合わせた。燃料噴射装置を備えたマッスルカー用OHVエンジンは最高出力463hp/4,600rpm、最大トルク70.5kgm/4,200rpmを発生し、0-60mph(約96.6km/h)を5秒以下で加速させたという。』






最強のオフロードカー、Ghe-Oモータース

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【くるま】オフロードカー

『 川って道になるんですね。
 ルーマニアに居を構えるオフロードカー・メーカー「Ghe-Oモータース」。同社が開発した最強のレスキュー車が「Ghe-Oレスキュー」だ。メルセデス・ベンツの6輪車や南アフリカの「マローダ」なんかが世界最強のオフローダーだと思っていたけれど、これだったら本当にどこでも助けてくれそう。』

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POSウイルス

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【情報技術】POSウイルス

『 サイバー犯罪のトレンドについてトレンドマイクロ株式会社がまとめたレポート「2014年 情報セキュリティ三大脅威」では、法人・個人に共通した脅威の1つとして“POSウイルス”を挙げている。店舗のPOS(Point-of-Sales:販売時点管理)システムに潜んでクレジットカード情報を窃取するこの不正プログラムが、2014年に国内でも検出されたという。

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 トレンドマイクロが全世界で検出したPOSウイルスは、2013年は22台だったが、2014年は1~3月期だけで156台と7倍に急増。その後、11月末までの累計で467台に上り、前年比では約21倍となった。そのうち35%が米国に集中しており、これには、ICチップ付きカード(EMV仕様)および暗証番号による決済認証に対応した端末が普及していないことが要因にあるという。
 しかし、2014年1~3月期には日本国内でも初めて検出され、11月までに累計6件が確認されたとしており、日本も、POSシステムを運用する企業や店舗でカードを利用する個人にとって、POSウイルスと無縁ではないと注意を呼び掛けている。

 POSシステムはクレジットカード情報を扱うシステムであることから、基本的にはPCIDSS(Paytment Card Industry Security Standard:クレジットカード処理にかかわる企業に対するセキュリティ基準)に沿ったセキュリティレベルの高いネットワークが組まれているというが、“誤解”もあって、ウイルスなどに対するセキュリティ対策が遅れている面もあるという。
 その誤解とは、「POS端末のOSは組み込み型Windowsなど特殊なOSであるため、一般のPCに感染するようなウイルスには感染しないのではないか」「POSシステムは基本的に専用のクローズドなネットワークであるため、外部からの侵入はあり得ないのではないか」というものだ。
 POS端末のOSとしては、Windows Embedded POSReadyが中心。また、Embedded版はサポート期間が通常版と異なり、Windows XPがすでに2014年4月でサポート期間が終了したのに対し、Windows XP Embeddedは2017年1月まで。このほかにもWindows 2000など、古いOSが多く残っているという。
 POSシステム向けに最適化されたOSとはいえ、Windowsであることに変わりはなく、一般のPCと同様にウイルスを作成可能だという。逆にPOSシステム自体、ある程度種類を限定できるため、攻撃者にとっては既存のPOSウイルスのカスタマイズで攻撃可能。さらにPOS端末ではOSのアップデートがされにくいために脆弱性が放置されていたり、ウイルス対策がほとんど普及していないなど、今後、さらに攻撃されやすくなる危険性があるとしている。
 一方、ネットワークについては、通常は各店舗のPOS端末および店舗サーバー、本部の管理サーバーやデータ格納サーバーなどがVPNなどクローズドな専用ネットワークで結ばれており、(前述のように端末が直接インターネット接続されているのは論外として)POS端末に直接ウイルスが感染するわけではないという。まずは標的型メールや水飲み場型攻撃などで、企業本部の従業員の端末に遠隔操作が行えるリモートアクセスツール(RAT)を送り込み、そこを足がかりにして社内の業務ネットワークに侵入。そこから中間サーバーを経由するなどして、POSシステム管理サーバーやデータ格納サーバーに到達する流れだ。

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 ここまで入り込むことができれば、サーバーに格納されている情報やネットワーク上を流れる情報を傍受・窃取することが可能になるわけだが、これらはすべて暗号化されており、盗んだとしても攻撃者は利用できない可能性が高い。
 そこで目を付けたのがネットワークの末端部分、各店舗にあるPOS端末だ。カード情報やパスワードなど、通信経路上では暗号化されているような機密情報でも、POS端末内では必ず平文で扱われるタイミングがあるというのだ。
 具体的には、POS端末で顧客のカードをスワイプした後、カードの磁気情報がメモリ上に平文で展開される。POSウイルスの活動は、このタイミングで端末のメモリ上でデータを捕捉する「RAMスクレーパー」という手法が基本。正規表現を用いてカード関連データのみを抜き出すものもあるとしている。

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 こうしたPOSウイルスは、本部のPOS管理サーバーが備えている更新プログラムの配信システムを悪用して、各店舗のPOS端末に配信されるという。また、RAMスクレーパーで窃取したカード情報は、いったん本部のサーバーに送信され、情報が一定量蓄積された時点で、業務ネットワークやRATを仕込んだPCなどを通じて外部の攻撃者のもとに送られる。
 すなわち、クローズドなネットワークであっても、どこかにPOSシステムに通じる経路があるというわけだ。このほか、システムを構築したベンダー企業のネットワークや端末にまず感染し、後日、メンテナンスなどでベンダーの感染端末が標的のシステムに接続されたタイミングで入り込んだ事例もあるという。
 さらにやっかいなことに、誤解もあって対策が遅れているPOSシステムでは、攻撃されていても気付かず、情報の大量流出につながる点も特徴だという。
 米国での事例になるが、例えば小売チェーン大手の米Targetでは、2013年11月27日から12月15日までの間に、クレジットカード情報やデビットカード情報約4000万件が流出した。また、高級デパートの米Neiman Marcusでは、2013年7月から10月までの間に110万件のカード取引情報を盗まれたが、2014年1月までその事実に気付かなかったという。このほか、クラフトショップチェーンの米Micaelsでは、約8カ月にわたって、同社および子会社から計300万件のカード情報が流出したとしている。
 日本で検出された6件は、本部ネットワーク内への侵入が検出されたものだとしており、POS端末への感染や、実際の情報流出被害にまで発展した事例はまだ国内では確認されていないのではないかとしている。
 しかし、日本の企業もPOSウイルスのターゲットになってきているのは間違いないとし、POSシステムを運用する企業においては、標的型メールへの対応を含む従業員および従業員端末のセキュリティ対策、社内ネットワークやサーバーの監視・保護など、一般的な標的型攻撃への対策の徹底が必要と指摘。また、POS端末については、OSが古いといって一気にリプレースすることは現実には不可能であることから、まずはクローズド/スタンドアローン環境向けのウイルス対策ソフトやホワイトリスト型セキュリティ対策ソフトを導入すべきだとしている。
 一方、消費者に対しては、身に覚えのない取引がないか、カードの利用履歴をこまめにチェックするといった基本的な対策を挙げている。 』

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電動一輪車、重心移動で制御

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【乗り物】電動一輪車

『 操縦者の重心移動だけで動きを制御する電動一輪車「Ninebot One(ナインボット・ワン)」が登場です。

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 「Ninebot One」は操縦者の重心移動だけで動きを制御する仕様。コンパクトさが最大の特長となっており、ハンドルを出すことで簡単に持ち運びもできます。また、高度な安全運転機能が設置されているので、補助輪を使えば初心者でも簡単に乗ることができるそうです。』






 
 
 

 

水分解光触媒、可視光で

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【エネルギー技術】水分解光触媒

『 従来より幅広い波長領域(600nmまでの可視光、nm:ナノメートル、ナノは10億分の1)を利用できる水分解光触媒を、物質・材料研究機構ナノ材料科学環境拠点の潘成思(パン チンス)ポスドク研究員、高田剛(たかた つよし)特別研究員、東京大学の堂免一成(どうめん かずなり)教授らが初めて開発した。光エネルギーを化学物質に変換する光触媒を飛躍させる可能性のある新物質といえる。東京大学の幾原雄一(いくはら ゆういち)教授らとの共同研究で、1月21日付のドイツ化学会誌Angewandte Chemie International Editionオンライン速報版で発表した。
 光触媒を用いて太陽光で水を水素と酸素に分解できれば、クリーンな再生可能エネルギーを作り出せる。しかし、これまでに開発された水分解が可能な酸化チタン(TiO2)などの光触媒は大半が紫外光しか利用できず、太陽光中に多く含まれる可視光(波長380~780nm)が利用可能な場合も、最長500nm程度までだった。太陽光を高い効率で使うには、より長波長側まで利用できる光触媒の開発が必要で、より高度な材料設計が求められていた。

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図1. 代表的な光触媒の吸収波長に比べて新物質の吸収波長は可視光の広い領域に広がった

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図2. 左がLaMgxTa1-xO1+3xN2-3xの結晶構造。右がその光吸収スペクトル

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図3. 新しい光触媒 LaMg1/3Ta2/3O2N光触媒による 水分解反応の仕組み

 研究グループは、既存の2つのペロブスカイト型化合物のLaTaON2とLaMg2/3Ta1/3O3(La:ランタン、Ta:タンタル、O:酸素、N:窒素、Mg:マグネシウム)の間で固溶体を形成し、LaMgxTa1-xO1+3xN2-3x(0≦x<2/3)の組成で示される新物質を合成した。光吸収スペクトルを測定すると、Mgの組成量xの変化とともに吸収端は640~530nmの範囲でシフトした。xが 1/3では 600nm より短波長側の光が利用でき、LaMg1/3Ta2/3O2N固溶体が可視光で水分解反応が可能なことを見いだした。しかし、そのままでは、光触媒中の窒素成分の酸化のよる自己分解や、酸素と水素から水ができる逆反応も併発し、定常的な水分解反応には至らなかった。
 この新しい光触媒粒子の表面をアモルファスの含水酸化物で被覆したところ、光触媒の自己分解と逆反応が抑制されて、定常的な水分解反応の進行を実現した。この含水酸化物の被覆方法は研究グループが独自に開発した。電子顕微鏡の分析で、光触媒粒子全体を薄く被覆した構造になっていることがわかった。さらにこのアモルファス被覆層は周りから反応物である水が入り、生成した水素と酸素が被覆層の外側に出て、それらの気体が中に戻り、再び水ができる逆反応を起こさないようにする選択的透過性があった。現在の反応効率を示す量子収率は0.1%未満とまだ低く、実用化には効率の大幅な向上が必要という。
 高田剛特別研究員は「可視光を広く利用できる光触媒が可能なことを示した。今後の光触媒開発で有効な新しい手法になるだろう。まず量子収率を短期間で数%まで伸ばしたい。また、高価なタンタルより安価な元素を使って、同様の光触媒ができないか、探りたい。これらの課題を解決していけば、太陽光による水素製造も夢ではない」と話している。』





 
 
 

 

下に消える車のドア

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【自動車技術】スライドドア

不思議・・・

『 自動車のドアって、スライドドアなどを別にすれば、基本的にノブに手をかけてヒンジを中心に開閉するスタイルが、19世紀に自動車が発明されて以来、ほとんど変化していないそうですね。でも、こんなふうに車体の下に滑り込んでいく設計のドアデザインはいかがでしょうか?


 カリフォルニアに本社があるJatechが発表した「Retractable Vehicle Door」は、通称「消える自動車ドア」こと「Disappearing Car Door」のネーミングの通り、これで乗りつけて車内から颯爽と出てくれば、周囲から大注目の的となること間違いなし! また、隣の車や壁との隙間がほとんどない場所でも、ドアを開くためのスペースを必要としないため、非常にスムーズな乗り降りができる実用性も備えていると好評のようです。
 ただ同社は、高級車のみならず、普通のコンパクトカーにでも搭載可能な新構造として、なんと2007年から各メーカーへのOEM提供が可能と謳ってRetractable Vehicle Doorをリリースしてきたものの、残念ながら広く普及することはなく現在に至ってしまっています……。緊急時のマニュアル開閉機能による安全基準も満たしていると説明されていることですし、今年こそ、どこかの自動車メーカーから公式採用されてメジャーデビューしてこないかなぁ。』





 
 
 

 

2020年GT-R

ブガッティ『ヴェイロン』

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【くるま】ブガッティ『ヴェイロン』

『 世界最強、最速、そして最も高価なフランスのスーパーカー、ブガッティ『ヴェイロン』。同車の現行型が、完売したことが分かった。
 これは2月23日、ブガッティが明らかにしたもの。同社は「450台目のヴェイロンを販売。これが、最後のヴェイロンになった」と発表している。

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 もともとヴェイロンは、限定450台のみを生産する計画。その内訳は、クーペボディが300台、オープンボディの「グランスポーツ」が150台。すでにクーペは生産を終了しており、完売。今回、グランスポーツも150台が売れ、合計450台が完売となった。
 ヴェイロンは、2005年の東京モーターショーで市販モデルを発表。8.0リットルW16気筒エンジンに4つのターボを装着し、最大出力1001ps、最大トルク127.5kgmという桁外れのスペックを発揮する。強大なパワーは7速DSGとフルタイム4WDで路面に伝えられ、0-100km/h加速2.5秒、最高速407km/hという世界屈指のパフォーマンスを実現。日本での価格は、2007年当時で1億9900万円。
 最新モデルの『ヴェイロン16.4 グランスポーツ ヴィテッセ』では、クーペの「16.4スーパースポーツ」と同じ専用チューンが施され、最大出力は1001psから1200psへ、最大トルクは127.5kgmから153kgmへ、それぞれ199ps、25.5kgm性能アップ。もちろん、パワーアップに対応して、シャシーは強化。0-100km/h加速は2.6秒、最高速は410km/hの実力を持つ。2010年には、クーペの16.4スーパースポーツが、市販車のギネス世界最高速記録、431.072km/hを達成している。』





 
 
 

 

深海フリーダイビング

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【ダイビング】深海

後半、映画「アビス」と「スパイダーマン」を思わせる・・・

『 水中カメラマンのJulie Gautier氏と、フリーダイバーのGuillaume Néry氏によって撮られた海中の映像が、とにかく美しい。


タヒチの約355km北東に位置するランギロア環礁の海底に、酸素ボンベもフィンも着けず身体ひとつで潜る、フリーダイビング。音もない深海をふわ~っと漂うその姿は、まるで宇宙空間を漂っているかのような、不思議な錯覚をおぼえるはずだ。』





 
 
 

 

ドバイ・ポリスカー

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【くるま】ドバイ・ポリスカー

『 マクラーレンや、ブガッティなどの超高級車を配備することで知られるドバイ警察。そのイメージムービーが公開された。 』

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新しい分子が生まれる瞬間

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【化学技術】化学反応の瞬間

『 化学反応の瞬間を捉えることは化学者の長年の夢だった。その夢がついに実現した。水溶液中の原子が結合して新しい分子が生まれる瞬間を撮影するのに、高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所の野澤俊介(のざわ しゅんすけ)准教授、佐藤篤志(さとう とくし)博士、足立伸一(あだち しんいち)教授らが初めて成功した。
 X線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA(さくら)」(兵庫県佐用町)でピコ秒(1ピコ秒=1兆分の1秒)以下の間に進行する化学結合に伴う分子の生成過程を直接観測して実現した。化学反応で何が起きているかをありのままに解析する一歩になる画期的成果として注目される。韓国の基礎科学研究院、韓国科学技術院、 理化学研究所、高輝度光科学研究センターとの共同研究で、2月19日付の英科学誌ネイチャーのオンライン版に発表した。
 原子と原子の間隔は100ピコメートル(1ピコメートル=1兆分の1メートル)という極小サイズで、原子と原子の結合はピコ秒(1ピコ秒=1兆分の1秒)以下という極めて短い時間で進行する。化学者はこれまで、「ピコメートル」と「ピコ秒」という2つの「ピコ」の壁に阻まれて、フラスコの中で進行する化学反応を眺めながら、原子と原子が結合する瞬間を頭の中で想像するしかなかった。
 研究グループは、水に溶けた金イオンに光を当てると、強い結合が生まれる過程に注目した。溶液中の金-金イオン間には、金イオン同士の親和性によって、緩い引力が生じている。特定の金化合物の金錯体は、この性質で分子同士が集合した状態になっている。この集合体に光を当てると、分子同士が結合し、複雑な構造変化を経て新しい分子が生成される。しかし、分子同士の結合が生成されるのは一瞬で、その後に起こる構造変化も非常に速く複雑なため、詳しいことは分かっていなかった。
 分子生成の観測に必要な条件を満たす光源として、XFEL施設「SACLA」が供給する波長83ピコメートル、発光時間約10フェムト秒(1フェムト秒は1000兆分の1秒)という最先端のX線ストロボ光源を利用して、水に溶けた金イオンに光を当てたときの反応を解析した。金錯体の集合体は、金イオン同士が折れ曲がった構造を持ち、弱い引力のため不安定に揺れているが、光を当てた瞬間に、金イオン間の距離は急激に縮まって強固な直線構造を取ることを突き止めた。この構造変化から金-金イオン間に化学結合が形成されて、新しい分子が誕生したことがわかった。
 この後、この分子は3000ピコ秒後に、金錯体をもう一つ取り込み、さらに4分子が結合したテトラマーへと変化した。これは構造的に不安定なため、10万ピコ秒後には化学結合が消えて、元の集合体に戻ることも確かめた。光を当てた直後のピコ秒以内で起こる化学結合の形成過程についてはSACLAで測定し、ピコ~ナノ秒スケールの過程についてはKEK放射光施設(茨城県つくば市)のストロボX線で測った。
 KEKの足立伸一教授は「シンプルで観察しやすい水溶液中の金イオンの反応で、まず突破口を開いた。超微細な空間精度とフェムト秒の時間分解能でX線散乱の測定ができるSACLAが威力を発揮した。この測定は世界中でもSACLAしかできない。ほかの化学反応でも測定を重ねて、一般原理を見いだすのが課題だが、われわれはこの研究でその一歩を踏み出した」と話している。』

関連リンク
高エネルギー加速器研究機構プレスリリース









 
 
 

 

体内マイクロロボット

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【医療技術】体内マイクロロボット

『 テクノロジーが発達すると、いろいろなものの小型化が可能になりますよね。医療分野では人間の体内で自由に動きまわれるくらい小さなロボットが体の内側から医療処置を行えるようになることが期待されていますが、ジョン・ホプキンス大学の研究チームが開発した超ミクロなグリッパーをみてみると、そんな日が現実になるのもそう遠くなさそうです。


 外見は小さなヒトデのようなこのグリッパー。患者の体内に入れ、外からの遠隔操作が可能です。そして「グリッパー」の名の通り、特定の対象物を掴んだり、薬を運んで目的の場所でリリースしたりなど、ロボット的なタスクをこなすことができます。ただこのような医療処置でネックとなるのが、仕事を終えたロボットをどうやって体外に取り出すかということ。人間の体は、異物が体内に留まっても大丈夫なようにはできていませんから。
 ジョンズ・ホプキンス大学の研究者たちはその課題に取り組みました。まずはグリッパーをできるだけ小さくシンプルにするために、ヒドロゲルという素材を採用しました。ヒドロゲルは、バッテリーのような電力源を搭載しなくても膨らませたり縮ませたりすることが可能で、グリッパーは光や温度、酸性度に反応して「手」の部分を開いたり閉じたりする仕組みになっているのです。
 また実際に医療処置を行うにはある程度の強度も必要なので、生分解性高分子でヒドロゲルを補強しています。こうすることで個々の細胞など非常に微細な対象物を掴ませたりすることが可能になりました。さらに、磁性ナノ粒子を加え、外から磁性プローブでグリッパーを動かしたり位置調整したりできるようにしています。
そして何と言っても素晴らしいのは、仕事を済ませたグリッパーをそのまま体内に残しておいて大丈夫なこと。人体の通常の働きにより簡単に分解され、排せつされるから、取り出すための手術や処置は必要ないんです。どんなふうに実用化されるのか非常に楽しみな技術ですね。』





 
 
 

 

新型コンピュータ、量子コンピュータに匹敵、日立

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【コンピュータ】量子コンピュータ イジングモデル

『 日立製作所は、約1兆の500乗通りもの膨大なパターンから瞬時に“実用解”を導くという新型半導体コンピュータを試作したと発表した。この新型コンピュータは室温で動作でき、膨大なパターンから適した解を導く「組み合わせ最適化問題」を量子コンピュータに匹敵する性能で瞬時に解くとしている。
 組み合わせ最適化問題では、量子力学を応用した量子コンピュータを使う計算手法が注目されている。量子コンピュータでは、一般的に使われる、情報を0と1のデジタルに置き換えるコンピュータと異なり、0と1の値を任意の割合で重ね合わせた状態を利用して並列に計算する。
 1量子ビットには波のように0と1の値が任意の割合で共存できる並列性を持つため、n個の量子ビットで計算すれば、1回の処理で2nの組み合わせ(入力)に対して同時に計算できることになり、一度で解を求めることができる。
 ここでは、問題を数学的処理で磁性体の振る舞いという物理現象を数学的に表現する“イジングモデル”に変換して問題を解く。イジングモデルは2つの配位状態をとる格子点から構成され、最隣接の格子点のみの相互作用を考慮する格子模型で強磁性体のモデル。

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 現在提案されている量子コンピュータは、量子ゆらぎの多い状態から徐々にゆらぎをなくしていきエネルギー極小の状態となる最適解を求める「量子アニーリング」という計算手法を使っており、極低温にまで冷却する装置や超伝導素子などが必要となるため、大規模化が困難という課題がある。
 日立は今回、半導体回路上でイジングモデルを擬似的に再現し、問題の高速処理を可能とする新型コンピュータを開発。イジングモデルでの計算処理では、部分計算するだけで全体最適に近い解である、実際のシステムで使うのに適した実用解が出せるため、処理速度を高めるとともに電力消費量を低減させられるという。
 半導体を並列化することで、超並列計算を可能とし、処理速度を高めることができる。新型コンピュータでは汎用の半導体を使用するため、室温での動作が可能としている。
 今回開発した技術では、磁性体の振る舞いを最適化問題を解くための物理現象として利用。具体的には、解くべき最適化問題を+1と-1の2つの状態を取る強磁性体スピンが隣接するスピン間で相互作用する振る舞いを示すイジングモデルで表現し、半導体メモリ技術で実装した。
 半導体回路技術を使うことで室温動作が可能で、半導体の微細化による大規模化が容易になると説明。半導体チップを多数並べることで問題規模に応じたシステムの大規模化が可能という。
 量子アニーリングで解を求めていたイジングモデルの振る舞いを、半導体CMOS回路上で擬似的に再現する「CMOSアニーリング」技術を開発。半導体回路を用いると決まった動作しかしないため、特定の最適解とは異なる準安定状態での解である“局所解”に固定されるという問題があった。
 だが、このCMOSアニーリング技術では外部から特殊な回路を経て入力されるノイズを利用し、特定の局所解への固定を防ぐことで、より良い解を求めるアニーリング動作を半導体回路上で実施できるようになったと解説する。

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 日立は、これらの技術と65nmの半導体プロセスを用いて、2万480パラメータを入力できるコンピュータを試作機として開発。実証実験の結果、システムが室温で動作することを確認するとともに、現在の量子アニーリングでの量子コンピュータのパラメータ数512の40倍となる2万480パラメータの大規模な組み合わせ最適化問題を数ミリ秒と瞬時に解けることを確認した。
 従来のコンピュータを使う場合と比較して約1800倍の電力効率を実現したという。現在の最先端である14nm半導体プロセスを使えば、1600万パラメータに対応するチップに大規模化することも可能としている。
 組み合わせ最適化問題は、都市における交通渋滞の解消やグローバルサプライチェーンでの物流コストの最小化、次世代電力送電網による安定したエネルギー供給など大規模、複雑化する社会システムの課題解決で重要とされている。同社では、今回開発した技術を活用することで個別最適から全体最適まで行うシステムを構築し、大規模、複雑化する社会インフラの課題を解決する社会イノベーション事業を推進していくとしている。』





 
 
 

 


倒れないロボット犬、Google

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【ロボット】ロボット犬

『 昨年GoogleはBoston Dynamicsを買収した。それは今やこの会社が、BigDogを含む現在進行中のロボティックプロジェクトを所有していることを意味する。(米国時間2/9)Googleの子会社は小犬のようなロボット、その名もふさわしい「Spot」を発表した。体重は73 kgで発電機を内蔵し室内でも室外でも活動できる。動画で見られるようにこのロボットは、歩いたり駆け足をしてあらゆる地形を登り、冷酷な人間に蹴飛ばして倒されそうになっても立ち直ることができる。


 このロボットは、BigDogのような荷役犬ではない。大きな先輩犬は体重が100 kg以上もあり150 kgの荷物を運ぶことがてきたが、Spotはより俊敏、高速で、狭い場所でも行動できる。例えば、壊れたビルディングの中へと勇敢に飛び込んでいったり、混雑した都市の道路を、ひっくり返そうとする通行人たちに耐えながら進んでいける。』





 
 
 

 

アドモント修道院、フォトグラファー「Von Wong」氏

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【拾った写真】オーストリア・アドモント修道院

フォトグラファー「Von Wong」氏のホームページ、アーティスティックな写真がいっぱい。

『 オーストリア・アドモント(Admont)の修道院には、世界最大級の図書館がある。古くは8世紀までさかのぼり、写本、初期印刷本など含め、保管されている蔵書数は20万冊にものぼる。
今回紹介するのは、モントリオール出身のフォトグラファー「Von Wong」氏率いるチームによって撮影された、まるでディズニー映画に出てくるような「エフェクト無し」の写真だ。

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 その他にも夢のような場所で撮影された、夢のような写真が数多く彼のホームページに掲載されている。そのあまりの美しさにただただ眼が奪われてしまう。』





 
 
 

 

3Dトリックアート、タイムプラスで

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【描画技術】3Dトリックアート

ほ~、上手いもんだな・・
見入ってしまう。。

『 これ、平面に描いた絵なのです。3Dトリックアートと呼ばれるこの作品、どのように描かれているのでしょうか?

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これはアレクサンダー・バモスさんという方の作品で、彼はこの他にもYouTube上に数多くのアートを公開しています。




YouTubeチャンネルにはアレクサンダーさんの他の作品もたくさん公開されています。
VamosART - YouTube
Drawing and painting is good! Drawing and Painting Channel. 3 Dimensio 』





 
 
 

 

歴代輸入車、日本自動車輸入組合50周年

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【くるま】歴代輸入車

あーー、いたいた、こんな車たち!
懐かしい。。

『 日本で自動車の輸入が自由化された1965年に設立された日本自動車輸入組合(JAIA)が、2015年11月1日に創立50周年を迎える。同協会はこれを記念し、毎年2月に開催される報道関係者向け試乗会会場に、輸入車50年の歴史を振り返ることができる特別展示を設けた。

歴史を彩った代表的なモデル13台は以下の通り。

・フォルクスワーゲン ビートル(1953年)
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・キャデラック ド・ヴィル・コンバーチブル(1967年)
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・シトロエン DS21パラス(1969年)
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・メルセデスベンツ 600(1972年)
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・ジャガー XJ(1972年)
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・フォルクスワーゲン ゴルフE(1980年)
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・BMW 320i(1987年)
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・ポルシェ 911ターボ(1989年)
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・メルセデスベンツ 190E(1993年)
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・プジョー 205GTI(1993年)
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・ボルボ 850ワゴン(1995年)
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・アルファロメオ 147(2003年)
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・アウディ TT(2005年)
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 2015年もエポックメイキングな輸入車の登場が控えている。JAIAは、「2015年は、輸入車の 50年間の歩みを振り返り、また、未来に向けた『より安全で、環境に優しいクルマ』を展望する 50 周年記念事業を実施し、輸入車のアピールを積極的に行い、輸入車が多くのお客様に浸透するよう努めてまいる所存です」と抱負を述べる。』







 
 
 

 

量子テレポーテーション、自然現象だけで

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【電子技術】量子テレポーテーション 量子もつれ 量子通信

『 横浜国立大学は2月4日、自然のダイヤモンドを用いる新量子テレポーテーションの原理を発見したと発表した。自然現象だけで量子もつれを検出するという画期的なもので、量子通信の信頼性を飛躍的を上げることができる。

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●発光と吸収を用いた量子テレポーテーションの動作原理。ダイヤモンドAから発光した光子は、ダイヤモンドBに吸収されることで、ダイヤモンドCへの量子テレポーテーションが完了する。

 量子通信は、粒子同士が一度関係を持つとその後も量子力学的に相関するという量子もつれ(エンタングルメント)を用いるが、光子や電子の量子もつれ検出には特殊な検出器を利用する。量子通信においては量子もつれ状態にある光子を光ファイバーで送ることになるが、量子通信においても通常の光ファイバー通信同様に距離による減衰やノイズ混入があるため中継を必要とし、中継装置の信頼性が重要となっていた。
 横浜国立大学大学院工学研究院による研究では、ダイヤモンドの内部にある窒素空孔欠陥と呼ばれる部位にある電子スピンを利用。物質内部にある量子もつれ状態を使い、あらかじめ電子の状態をさまざまな状態にしておいて光を照射したところ、光子と電子が量子もつれにある状態ときのみに光が吸収されることを実験で確かめた。
 励起状態の電子がエネルギーの低い軌道に降りて光子を放つといった原子内現象には量子もつれが多く存在し、光子と電子の量子もつれを作成することは量子通信・量子計算の基本的なものとなっている。今回発見された光子の吸収と量子もつれを伴った発光を組み合わせて量子通信の中継装置として利用することにより、量子通信の信頼性を格段に高められ遠距離の量子暗号通信などさまざまな応用が可能という。

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●量子中継の動作原理となる量子テレポーテーションの概略。あらかじめもつれた量子BとCに、別の量子Aをぶつける。量子もつれ検出に成功した瞬間にAの状態がCに転写される。

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●ダイヤモンドを用いた電子と光子の量子もつれ検出の概要。ダイヤモンドに内在する量子もつれ機構を利用し、電子と光子の量子もつれを検出。ほぼ完全な量子もつれ検出を実験で実証。

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●原子に内在する量子もつれの起源となる力。原子を構成する電子と核子は超微細相互作用、電子と光子はスピン軌道相互作用で量子的にもつれることができる。 』





 
 
 

 

風船で宇宙へ、キティちゃん

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【実験】風船ロケット

なんか、、夢がある・・
こんな風船で宇宙まで行けるんだ。。

feely より
『 あの「キティちゃん」を自作ロケットで宇宙に飛ばし、地球の映像を撮影した女の子がいます。
 このロケットを制作したのは、コーナーストーン・クリスチャンスクールに通う13歳の女子中学生「Lauren Rojas」さん。

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 ここでいうロケットとは、発泡スチロールとアクリル板でつくられた気球のカプセルに、GPSとカメラを取り付け、その中に彼女が愛好するキティちゃんをのせたものを指します。そのロケットにヘリウムガスを入れた風船をつけて飛ばすという斬新なアイデア。


 風船のついたロケットは、無事に宇宙に到達。最終的に、キティちゃんは地上93625フィート(28.573kmキロメートル)まで飛び、その場所で風船が破裂。落下する際にパラシュートが開いて無事に地上に降り立ちました。
 落下した地点はロケットを飛ばした位置から、約47.5マイル(76キロメートル)も南西に離れたサンノゼの山の中の木の上。
 ロケットを見つけた時の喜びは、相当のものだったことは、想像に難くありません。』





波力発電、オーストラリア

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【エネルギー技術】波力発電

『 風力・太陽光発電など、今後を担っていく自然エネルギー由来の電力はいくつかありますが、その中でも注目されているのが広大な海の力を利用する「波力発電」です。
欧州諸国では他の発電と比較してもより盛んに研究が行われており、自然への影響を限りなく減らす構想「ゼロ・エミッション」に限りなく近いのではないかとされている技術の一つ。その中でも商用化がより早く見込めそうなのが、今回紹介するCETOシリーズです。

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  従来の波力発電では、電力を作るための装置も海の中で作動していましたが、オーストラリアのCarnegie Wave Energy社が考えたCETOシリーズは、発電装置自体は地上に置かれ、海に漂うのは巨大なブイのみ。これにより、悪天候時に発電装置の対応をすることもなく、さらに海の景観を損なわずに、地上でメンテナンスをすることが可能になります。
ブイは波に合わせて横に動くだけでなく、上下運動でも電力を作ることができ、直径20mのブイを、海中に浮遊させ、その運動で生まれる圧力で海水を地上へ送り発電します。
 さらに、地上へ行った海水は発電装置を経由する過程で濾過され、塩分を除去した淡水としても利用できるようになるのもポイント。


世界初の波力発電商用化を目指す同社は、2020年までに出力1000MWを生み出す発電所の設立を目標としています。海洋生物への影響も限りなく少ないとされるこの発電方法、海に囲まれている日本にとっても将来的に有用な発電方法となるかも知れません。』





 
 
 

 
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